鉄鋼最大手、ナショナルスチール買収を提案

フィリピン鉄鋼大手のスチール・アジア・マニュファクチャリングは、経営破綻した同業ナショナル・スチール(NSC)の買収を正式に提案した。買収が実現すれば、NSCを最新の設備を導入した生産拠点に刷新し、再生を図る方針だ。20日付マニラタイムズなどが伝えた。

ミンダナオ地方のイリガン市を拠点とするNSCは、かつて東南アジア最大級の製鋼圧延企業だったが、経営悪化で1999年に閉鎖。インド系の鉄鋼大手グローバル・スチール・フィリピン(GSPI)が買収したものの、40億ペソ(約90億円)以上の不動産税の滞納によって再び閉鎖され、年初までにイリガン市政府が資産を差し押さえた。

スチール・アジアのベンジャミン・ヤオ社長は、買収計画について、国内鉄鋼産業の底上げを図る政府の戦略に沿ったものと説明。NSCを鋼板、形鋼、ビレット(鋼片)、厚板、シートパイル(鋼矢板)など多様な鉄鋼製品を供給する企業に再生し、国内の鉄鋼需要増大に対応する考えを示した。

ヤオ社長によると、同社は買収案を貿易産業省傘下の国家開発公社(NDC)に提出。政府を含むNSCの債権者と買収交渉を進める方針だ。

国内最大の鉄筋メーカーであるスチール・アジアは、ダバオ、セブなど6カ所に生産拠点を持ち、NSCを買収して7カ所目の拠点とする考え。年産能力を昨年時点の270万トンから、向こう2年で500万トンに引き上げる計画の一環という。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 鉄鋼・金属金融・保険

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