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豪建設企、インフラ事業で過剰なリスク負担

オーストラリアの弁護士らは、建設企業が国内の大規模なインフラ開発プロジェクトに入札する際に過剰なリスクを負っていると懸念を示している。競争の激化で、企業は低利益となる入札価格を設定せざるを得ない一方、建設が計画通りに進まなければコストを負担することになる。固定価格の契約の場合、建設企業はコスト超過分の追加支払いで政府と合意しない限り、仲裁による解決に委ねるのが一般的だが、それでも補てんされずに企業が損失を負うケースが見られるという。17日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。