ホンダ・マレーシアは今年、昨年に続き国内の新車市場で海外メーカー1位の座を維持できるとの自信を示している。消費者マインドの悪化で今年の国内の自動車市場は前年比で縮小する見通しだが、ホンダは複数の新モデル投入などで通年の販売目標である9万台を達成できるとみている。11日付マレーシアン・リザーブが伝えた。
ホンダ・マレーシアのアクバル・ダニアル・マーケティング部門バイスプレジデントが明らかにした。ホンダの今年1~2月販売台数は1万1,356台で、前年同期比では9.6%減少した。内訳は1月が5,743台、2月が5,613台だった。
一方、国内の新車市場は全体で1月に11.9%、2月に24.8%それぞれ減少している。昨年12月まで続いた積極的なプロモーションの反動や、今年1月からの販売価格引き上げ、旧正月(春節)の影響で営業日が少なかったことなどが背景にある。
自動車ローンの審査厳格化について、アクバル氏はホンダの新規・既存顧客には大きな影響は出ておらず、自動車ローンの認可率は70~80%に達しているとした。リンギの対米ドルでのレート改善に伴い、価格を引き下げるかどうかは、今後の動向を見て決定するとした。
昨年のホンダの販売台数は9万4,902台で、中でも小型セダン「シティ」の売れ行きが最も良かったという。
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