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コラム

地元紙によると、上海社会科学院が実施した0~18歳の子女を持つ742家庭を対象とした調査で、父親が“専業主夫”という家庭が全体の14%を占めたという。“主夫”をしている理由としては「良い仕事が見つからないから」が最も多く35.7%。続いて「子供の教育のため」が21.4%、「経済状況が許すから」が11.4%だった。
男性も家事や子育てをすることが一般的な上海では、当然の結果のように思われるが、両親のいずれかが専業主婦をしている家庭のうち父親が“主夫”である家庭が42.5%に上った事実には驚かされた。
日本でも近頃“主夫”をするお父さんが増えてきているとはいうものの、さすがにこの数字はあり得ない。この結果が、恐妻家で知られる上海の現在を浮き彫りにしていると思えてならない。(磊)