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2012年10月19日

第1回:万全の進出支援で、アジアの成長を取り込む~フォーバル運営の日系中小企業向けレンタル工場「JSC(Japanese SME's Center)」の実力とは~

海外進出支援コンサルティングを手掛けるフォーバル(東京都渋谷区)が、東南アジアの3カ所に日系中小企業向けレンタル工場「JSC」を開設する。288平方メートルから5000平方メートルまでの小規模な用地をレンタルで利用することができ、進出前後のサポート体制も充実。初めて海外進出する中小企業にとっても、心強い存在になりそうだ。JSCのサービスの特徴を、同社執行役員海外事業グループの有賀正宏グループ長に聞いた。

有賀正宏氏

執行役員海外事業グループ長の有賀正宏氏

フォーバルがJSCを開設するのは、インドネシアに1カ所、ベトナムに2カ所。インドネシアではジャカルタから約38キロの地点にあるデルタシリコン工業団地内(JSCインドネシア)に開設される。ベトナムでは、ハノイから約50キロのダイアン工業団地内(JSCベトナム〈北〉)に、ホーチミンから約60キロのニョンチャックⅢ工業団地内(JSCベトナム〈南〉)にそれぞれ開設する予定だ。

JSCインドネシアは、チカンペック高速道路沿いに位置し、日系企業が多く操業するEJIPやGIICといった工業団地にも近い。ジャカルタから通勤圏内でもあり、付近のリッポー・チカランという町には日本食レストランも多いという。

JSCベトナム(北)は、ハノイ市とハイフォン港のちょうど中間に位置し、いずれのアクセスも1時間半程度で可能だ。再来年に完成予定の新高速道路ができれば、ハノイ市から40分程度で行き来できるようになる。

JSCベトナム(南)も、ホーチミン市内までは1時間15分程度で行ける場所にある。こちらも同様再来年に完成予定の新高速道路ができれば、ホーチミン市から30分程度で行き来できるようになる。インフラの発展が予測される将来性の高いエリアである。

これらの工業団地の特徴は、徹底して中小企業のニーズに応えていること。人件費が日本より安くすむアジアであっても、用地を購入し、工場を建設するには大きな投資が必要になる。世界有数の技術力を持っていても、小規模な企業にとっては、失敗すれば事業リスクにつながりかねない――。

そんな懸念を抱いて海外進出を躊躇(ちゅうちょ)している企業にとっては、JSCの存在は「渡りに船」となる。区画は288平方メートルからレンタル可能。工場であれば、10~20人用のスペースだ。

有賀グループ長は「特に中国では、自分たちがノウハウを持っているにもかかわらず、大規模な投資ができないために委託生産をしている企業が多いのが現状です。そういった企業の方には、投資額を抑えることができるレンタルファクトリーで、自社生産に踏み切ることをお勧めしています」。

確かに、尖閣諸島問題をきっかけとしたデモなどで、中国の日系企業が大きな損害を被ったことは記憶に新しい。日系企業が「チャイナプラスワン」を検討する必要性は、今後ますます高まってくるだろう。

記事一覧

第3回:小さく産んで、大きく育てる(2012/10/19)
第2回:ワンストップのサポート体制(2012/10/19)
第1回:万全の進出支援で、アジアの成長を取り込む~フォーバル運営の日系中小企業向けレンタル工場「JSC(Japanese SME's Center)」の実力とは~(2012/10/19)

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