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KL市内で反政府デモ発生、独立広場に向け行進

社会

マレーシアの非政府組織(NGO)連合「ブルセ(Bersih、マレー語で「公正」の意)」は19日午前10時半過ぎから、クアラルンプール(KL)のバングサ、国立モスクの2カ所を出発地点にナジブ政権の退陣を訴えるデモ行進を開始した。黄色いTシャツを着た大勢の人々が、KL中心部の独立広場方面に向かって進んでいる。ブルセのマリア・チン・アブドゥラー代表は昨日、警察に身柄を拘束されているが、複数の野党所属の国会議員や著名人が参加している。 警察は、デモの通過や集合が予定されるKL中心部のブリックフィールド地区、国立モスク、独立広場、商業施設のそごうKL、マレーシア中央銀行、パサールセニのセントラル・マーケット、プドゥセントラル、プトラ・ワールド・トレードセンター(PWTC)などへの車両通行を避けるよう呼び掛け、柵を設けて通行止めとしている。また、激しいデモ行動が繰り広げられる場合には、放水や催涙弾の使用を辞さないとの厳しい姿勢を表明している。