Jスター、日本で大幅赤字か:対面販売など強化へ

日豪企業による合弁の格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパン(JJ)は、初年度の赤字が5,000万豪ドル(48億1,779万円)近くになりそうだ。豪マッコーリー銀のアナリストがこのほど業績予測として明らかにした。規制緩和でJJを含むLCC3社が鳴り物入りで参入したが、日本航空と全日本空輸が占有する市場の厳しさに直面した形。ただ、今後反転する兆しもあるという。

5月31日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューによれば、マッコーリー銀のアナリストが分析したところ、親会社の豪航空大手カンタスの収益は日本事業の不振に影響されているという。同アナリストは「ジェットスター・ジャパンは短期の事業拡大戦略を検討しており、いずれ前向きな効果が表れるだろう」と述べた。

JJは5月31日に成田~鹿児島線、中部~鹿児島線の運航を始め、国内路線を12路線に増やした。

また、JJはコンビニエンス店での航空券の販売を拡大させるのに加え、日本の顧客がオンライン販売よりも対面販売を好むとし、旅行代理店での販売を強化している。

JJは昨年7月の運航開始後、日本の国土交通省航空局から機体整備に関する厳重注意を受け、東京~大阪間(GK102、GK107)などの主要ルートで、運航ダイヤの運休・変更を実施していた。

■日本市場は豪州の6倍

JJには、カンタス、日本航空、三菱商事、東京センチュリーリースが出資している。

カンタスのジョイス最高経営責任者(CEO)は先月、日本国内市場の規模がオーストラリア国内市場の6倍と指摘し、JJの成長への期待を述べていた。また同CEOは、昨年7月から今年4月までの期間に約100万人がJJを利用したことを明らかにした。

JJは、日本国内LCCの中では最多となる13機の機体を運航。そのほかのLCCでは、ピーチ・アビエーションが10機、エアアジア・ジャパンが6機を保有している。

ピーチは全日本空輸と香港の第一東方投資の合弁会社。エアアジアには、全日本空輸とマレーシアのLCCエアアジアが出資している。


関連国・地域: 香港マレーシアオーストラリア日本
関連業種: 運輸・倉庫

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