台北で百貨店相次ぎ開業:富邦が初参入、3年で黒字化

百貨店の激戦区である台北市で今週、大手2社が相次いで新規開業する。6日には百貨店初参入の富邦グループが南京敦北商圏でmomo百貨を、翌7日には統一阪急百貨が信義計画区で台北店をオープンする。先陣を切る富邦は2年で収支均衡、3年で黒字化を目指し、台湾全土だけでなく、中国への進出も視野に入れる。

富邦は昨夏、100億台湾元(約265億円)でショッピングモール、環亜購物広場(アジアワールド、環亜百貨)を取得。2億元を投じ、3カ月かけて全面改装した。4階建てで売り場面積は3,000坪。斜め向かいには台北小巨蛋(台北アリーナ)があり、週末にはイベント客の利用が予想されることから、フードコートとレストラン街の面積を改装前よりも5割近く増やし約1,000坪とした。主要ターゲットは25~40歳の会社員。

momo百貨の経営やテレビ、オンラインショッピング事業などを手がける富邦媒体科技の周志銘副総経理によると、テナント計110社を誘致した。うちレストランは30社余り。火鍋の八海精緻鍋物料理や定食の築地屋などが入居する。

オープンセール期間中の売上高は1億元以上、初年度は12億元を狙う。2年で収支均衡、3年で黒字化が目標だ。まずは1号店で成功を収め、すでに信義区で着工している2号店のオープンに望みをつなげたいところ。2号店はフロア面積6,000坪以上となり、2013年の完工を見込む。

また富邦momoの翌日7日には統一阪急が台北店を開業する。新たに完成した大型ターミナル「市政府転運站」は供用開始後、1日の利用者が10万人に上ると予測され、付近で4館を展開する新光三越百貨の年商40億元(1館当たり)に挑む。

■来年売上高2百億元も

富邦momoは百貨店オープンにより、今年の売上高目標150億元を前倒し達成できそうだ。来年はオンラインショッピングが伸び、200億元に達する可能性もあるとみられている。

林啓峰総経理によると、来年下半期には単月の売上高に占めるオンラインショッピングの割合が初めてテレビを超える見通し。ドラッグストアの店舗数も現在の26から年末には40~50、来年には80に増やす。北部だけでなく、台中や高雄に進出する計画だ。

一方、中国でのテレビショッピング事業展開については、北京市での事業を申請中で、年内にも認可を得られる見通し。来年第1四半期の開業を予定している。2日付工商時報、経済日報が伝えた。


関連国・地域: 中国台湾日本
関連業種: 経済一般・統計商業・サービス

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