豪資源輸出、2千億$突破へ 好調相場は続かずとの悲観論も

オーストラリアの産業・イノベーション・科学省は9日、2017/18年度(17年7月~18年6月)のオーストラリアの資源関連輸出総額が2,039億豪ドル(約17兆5,048億円)と、初めて2,000億豪ドルを突破するとの見通しを明らかにした。昨年から続く原料炭と鉄鉱石価格の上昇が背景。資源関連からの歳入増加により連邦政府が最高格付けトリプルA(AAA)を維持できるとの見方もある一方、好調な相場は長く続かないとの悲観論もある。9日付地元各紙が伝えた。

資源関連の輸出額が1,900億豪ドルを超えたのは、これまで11/12年度と13/14年度のみで、実現すれば2,000億豪ドルを超えるのは史上初となる。

同省の予測によれば、原料炭と鉄鉱石の価格上昇により、当初の見込みよりも280億豪ドル多い470億豪ドルの輸出額増加が見込めるという。

原料炭1トン当たりの価格は、昨年12月初旬までの5カ月間に3倍上昇し、308米ドル(約3万6,108円)に上った。昨年2月には同75.3米ドルだった。原料炭の多くがクイーンズランド州で産出されることから、同州政府は16/17年度の歳入が14億豪ドル拡大すると予想している。

ただ、同省は、現在の原料炭の価格が長く続くと考えておらず、17年に同186米ドル、18年に109米ドルに下がると予測している。これにより、16/17年度と17/18年度の原料炭の輸出総額が、399億豪ドルと266億豪ドルになるとみられている。

また鉄鉱石の16/17年度と17/18年度の平均価格は、現在の1トン当たり76米ドルから、それぞれ58米ドルと49米ドルに下落していくとの見通しだ。

一方、同省は、液化天然ガス(LNG)の輸出額が、16/17年度~17/18年度に165億豪ドルから370億豪ドルと2倍以上に増加するとしている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 経済一般・統計天然資源政治

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