テイクオフ:フィリピンのスーパーに…

フィリピンのスーパーに並ぶ生鮮品、特に青果は元気がない。というのはマイルドな表現で、葉の先が黄色くなっていたり、重なり合った部分が若干腐っていたりと、多くは瀕死(ひんし)状態だ。やむを得ず購入したときは、氷水につけて蘇生を試みたり、それもうまくいかない場合はくたくたになるまで煮込んでしまうことにしている。必然、野菜料理は加熱調理が多くなって、メニューは貧弱になる。

ある日、かすかに下水の匂いが鼻をつくスーパーの裏手を歩いていたら、山積みになった段ボールと結露した大きなビニール袋が目に入った。一瞬ごみかとも思ったが、よく見るとそれは納品風景だった。軽トラックから投げ出されたのは、袋に密閉され常温で運ばれたらしいチンゲンサイとセロリ。なるほど、入荷した日からしおれているわけだ。

コールドチェーンの必要性を痛感した。(あ)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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