マハティール氏とアンワル氏、18年ぶり対面

マレーシアのマハティール元首相と、同性愛罪で収監中のアンワル・イブラヒム元副首相が5日、クアラルンプール高裁で顔を合わせ、握手を交わした。2人の対面は、マハティール氏が1998年に当時副首相だったアンワル氏を更迭して以降、18年ぶり。スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ(いずれも電子版)が伝えた。

マハティール元首相が同日、アンワル元副首相が国家安全保障法(NSC)法の違法性を訴えた訴訟の口頭弁論を傍聴に訪れた。アンワル元副首相は先月2日、同1日に施行されたNSC法が憲法違反だとする訴えを起こしていた。野党連合パカタン・ハラパン(PH)の一角、人民正義党(PKR)のアズミン・アリ副党首も同席した。

2人の対面を、周囲にいた多くの支援者がスマートフォンで撮影した。報道陣の取材に応じたマハティール元首相は「アンワル氏のNSCに対する反対表明に関心があった」と述べ、再会した際にもNSCについて約20分間、意見を交換し合い、その他の話はしていないと語った。同元首相は、「アンワル氏は今は友人か」との報道陣の問いにはコメントせず、野党の政権運営についてアンワル氏に呼び掛けることについても「時期尚早だ」と述べた。

アンワル元副首相は18年前にマハティール元首相に更迭された後、野党連合・人民連合(PR)のリーダーとなり、与党政権と対立。2015年2月、同性愛罪により連邦裁判所(最高裁)で有罪となり、禁錮5年の実刑判決を言い渡された。マハティール元首相とはともに政権を担った後、政敵として闘うという因縁の関係を持つ。

アンワル元副首相は今なお、野党支持者に影響力を持つが、マハティール元首相やムヒディン・ヤシン前副首相らが次期総選挙に向けて立ち上げた野党新党「パーティ・プリブミ・ベルサトゥ・マレーシア(先住民のための1つのマレーシア党=ベルサトゥ)」への支持については、明確な態度は示していない。


関連国・地域: マレーシア
関連業種: 政治

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