タイヤメーカーが輸出に活路、日米市場狙う

インドネシアのタイヤメーカーが国内の自動車・二輪車販売伸び悩みを背景に、日米向けを中心に輸出強化に動いている。地元華字紙のインドネシア商報が8日付で伝えた。

地場最大手ガジャ・トゥンガルのキャサリーナ・ワジャジャIR・広報部長は、現在は42%となっている輸出シェアを年末までに45%まで高めたいとコメント。輸出品目のうちトラック・バス用ラジアルタイヤ(TBR)は新工場を建設中と説明し、1日当たりの生産量を年末には1,200本、来年には2,200本に引き上げる計画と述べた。

ガジャ・トゥンガルが傾注を目指すのは米国市場。米当局が中国製タイヤに反ダンピング税を課していることをビジネスチャンスとみている。市場開拓に向け、既に仏タイヤ大手のミシュランと提携した。

同じく地場大手のマルチストラダ・アラ・サラナは日米両市場向け輸出強化に動く。マネジャーのウトゥハン・アーラー・サディキン氏は、近く両国に販社を設立すると明らかにした。米国にはスポーツ用多目的車(SUV)用「アキレス」ブランドのタイヤ輸出に特化するという。

ただ同社の上半期(1~6月)の輸出額は8,295万米ドル(約85億円)と、前年同期比13%減に落ち込んだ。ウトゥハン氏は、輸出チャンスが拡大しているとはいえ、世界経済の先行きはまだ不透明で警戒が必要と指摘。生産設備の増強に踏み切るか否かを9月末までに判断する方針を示した。


関連国・地域: インドネシア日本米国
関連業種: 自動車・二輪車製造一般

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