製造業景況感、7~12月期はやや悪化

Thumb 20160801 sgd dimanu01

シンガポール経済開発庁(EDB)が7月29日発表した7~12月期の製造業の景況感調査で、業況判断指数(DI)はマイナス1となり、前回調査(4月発表)のプラス1からやや悪化した。石油業界で先行きを悲観視する企業が増えた。

DIは、前四半期と比べて業況の改善を予想する企業の割合から悪化を予想する企業の割合を引いた値。今回の調査は6~7月に製造業432社を対象に実施した。回答率は95%。

7~12月期の景気が4~6月期と比べて「改善する」と回答した企業は11%、「悪化する」は12%、「変わらない」は77%だった。

主要6業種中、最も先行きを悲観しているのは化学で、DIはマイナス19。特に石油がマイナス64と、前回のマイナス39から大きく悪化した。石油精製事業の利益率低下に対する懸念が強まっていることが背景にある。

輸送エンジニアリングはマイナス11で、前回のマイナス28からは改善した。ただ、引き続き原油安の影響によるオフショア掘削事業の低迷の見通しが影を落としている。

一般製造業はマイナス8。食品・飲料・たばこは前回のプラスマイナス0からプラス15に改善したものの、印刷と「その他の工業」が不振だった。印刷は商業印刷の受注減、「その他の工業」は建材需要の減退の見通しが重しとなった。

一方、主要6業種中、最も先行きを楽観視しているのは精密エンジニアリングで、プラス10。ただ前回のプラス27からは悪化した。半導体機器の受注拡大の見通しから、機械・システムがプラス25だった。

電子は、季節的に半導体やパソコン周辺機器などの需要が拡大すると予想され、プラス6。ただ、前回のプラス9からはやや悪化した。

7~9月期の生産量のDIは、全体でマイナス9。前回のプラス3から悪化した。輸送エンジニアリング(マイナス36)やバイオ医学(マイナス34)で悲観視する企業が多かった。

同期の雇用DIは全体でマイナス12と、前回から横ばい。石油がマイナス54で最も悪かった。

Thumb 20160801 sgd dimanu02

関連国・地域: シンガポール
関連業種: 経済一般・統計

その他記事

すべての文頭を開く

テイクオフ:シンガポールでの接客サ…(02/27)

シンガポールでの接客サービスといえば、以前はお世辞にも水準がそれほど高いとは言えなかった。だが最近は…

続きを読む

1月製造業生産高、2.2%上昇 伸びが減速、バイオ医療など不振(02/27)

シンガポールの経済開発庁(EDB)が24日発表した1月の製造業生産高指数(2015年=100、速報値)は、前年…

続きを読む

【書籍ランキング】2月9日~2月15日(02/27)

■<ビジネス書ベスト10> 1.『ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義』田口佳史(致知出版社) …

続きを読む

全米輸、日本食以外のレシピでコンテスト開催(02/27)

農協やコメ関連企業でつくる全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会(全米輸、JRE)は24日、シンガポー…

続きを読む

ラサ商事が支店開設、4月に業務開始(02/27)

資源・金属素材や産業・建設機械の専門商社、ラサ商事(東京都中央区)は24日、シンガポールに支店を開設す…

続きを読む

印刷関連機器SCREEN、現地法人を分割(02/27)

半導体・印刷関連機器の販売を手掛けるSCREENホールディングス(京都市上京区)は24日、シンガポール…

続きを読む

車両購入権価格、二輪車で大幅上昇(02/27)

シンガポールの陸上交通庁(LTA)が24日発表した2月第2回の車両購入権(COE)入札の結果は、5項目…

続きを読む

CDLの通期決算、減益も売上高は過去最高(02/27)

シンガポールの不動産開発大手シティー・デベロップメンツ(CDL)が23日発表した2016年12月期決算は、純…

続きを読む

GIC、ワシントンなどの不動産を共同取得(02/27)

シンガポール政府系投資会社のGICは23日、米国の不動産開発会社ビーコン・キャピタル・パートナーズなど…

続きを読む

シングテル、米デジタル広告企業を買収(02/27)

シンガポールの通信最大手シンガポール・テレコム(シングテル)のデジタル広告子会社アモビーは23日、米国…

続きを読む

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社エヌ・エヌ・エーは一切の責任を負いません。

SNS公式アカウント

企画広告

出版物

各種ログイン