地場自動車メーカー、新規事業で相次ぎ苦戦

インドの自動車メーカーが、新規事業で苦戦している。複合企業(コングロマリット)ヒンドゥジャ・グループは乗用車事業から撤退。建設機械の合弁会社の清算も検討している。マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)は二輪車部門で赤字が拡大しており、アイシャー・モーターズもユーティリティー・ビークル(UV)の販売が伸び悩んでいる。ビジネス・スタンダードが7月29日に伝えた。

ヒンドゥジャ傘下のアショク・レイランドは昨年、日産自動車と合弁展開していた小型商用車(LCV)「スタイル」の製造・販売を終了した。同モデルは日産と仏ルノーが南部タミルナド州チェンナイで共同運営するオラガダム工場で生産していた。

アショクは7年前に米国の建設・農業機械メーカー、ジョンディアと合弁会社を立ち上げたものの、同事業も赤字続きだ。同社は中型トラックやバスなどに強みを持つが、新たに始めた事業は今一つのようだ。

M&Mも2008年に始めた二輪車部門マヒンドラ・トゥー・ホイーラーズ(MTWL)が一度も黒字化していない。MTWLの2015/16年度(15年4月~16年3月)決算は、赤字が75億9,000万ルピー(約117億円)。赤字幅は前年度の55億5,000万ルピーから拡大した。

同社関係者は「経営再建中で、今後は他社と差別化できる分野で勝負する」と述べた。MTWLは向こう数カ月以内に新モデルを投入し、売り上げの上積みを図る考えだ。

インドではこのほか、二輪車ロイヤル・エンフィールドを傘下に抱えるアイシャーが、米車両大手ポラリス・インダストリーズと折半出資で設立した合弁会社を通じて、UV「マルティクス」を販売している。同モデルは昨年度に累計で921台が売れたものの、EBITDA(利払い前・税引き前・償却前損益)は6億1,000万ルピーの損失を計上した。


関連国・地域: インド日本米国
関連業種: 自動車・二輪車

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