パソナ、比人の家事代行サービスを神奈川県で

人材サービスのパソナグループは27日、フィリピンから人材を受け入れるハウスキーピング事業を神奈川県で開始すると発表した。同日付で神奈川県から事業認可を受けたもので、早ければ11月からフィリピン人による家事代行サービスを県内で展開する。日本で外国人のサービスを普及させることで、家事労働を軽減して、共働きなど女性の就業促進につなげることが狙いだ。

昨年7月8日に成立した改正国家戦略特区法により、指定された地域に限定して外国人の就労が緩和されたことを受け、パソナでは準備を進めていた。神奈川県は全域が特区に指定されている。パソナのほかダスキン、保育大手ポピンズ(東京都渋谷区)の2社が神奈川県から認可を受けた。

パソナのサービスメニューは掃除やアイロンがけ、食事の準備などで、利用料金は、1回2時間、月2回の利用で月額1万円。交通費は請求しない。サービスは平日の日中時間帯に限定し、鍵を預かり留守宅を訪問する形となる。

パソナによると、マニラ市に本社を置くマグサイサイグローバルサービスからまずは第一陣として25~30人を受け入れる計画で、現在は人員の最終選考中だ。マグサイサイは、フィリピンから海外へ、家政婦やエンジニアなどさまざまな人材を送り出している実績を持つ。パソナが、フィリピン人を契約社員として採用し、フィリピンと日本で研修を行う。日常会話程度の日本語ができ、日本人のニーズがつかめるような指導を行う。家政婦の日本での住居などは同社が手配。住み込みは行わせず、勤務は平日の日中のみに限定し、フィリピン人が働きやすい環境を整備する。

■「外国人だからプライバシー守れる」

指導役として日本に永住権があるフィリピン人を既に採用した。今春にはトライアルとして、派遣を行ったが、留守宅を清掃されることに対する抵抗感は若い世代を中心にほとんどなかったという。また、家政婦が外国人であることについては、「日本語の書類が読めないため、プライバシーが守れる」と好評だったという。

■3年後に1千人体制目指す

パソナの広報担当者はNNAに対して、「フィリピン人の英語力を生かして、家政婦から英語を学べるというプランも導入するなど、フィリピン人家政婦のキャリアアップも考えていきたい」と語った。3年後に1,000人の体制を目指すが、まずは第一陣を軌道に乗せることが先決と話す。


関連国・地域: フィリピン日本
関連業種: 商業・サービス雇用・労務政治

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