シェルのIPO計画、今年最大の297億ペソ

英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルのフィリピン現地法人で石油元売り大手のピリピナス・シェル・ペトロリアムは、今年11月をめどにフィリピン証券取引所(PSE)で新規株式公開(IPO)を実施する。調達予定額は最大297億ペソ(約668億円)。実現すれば今年最大規模のIPOとなる。26日付スタンダード(電子版)などが伝えた。

公募で3,000万株を発行するほか、株主が保有する既存株を2億7,000万株売り出し、需要が旺盛なときは3,000万株を追加で発行する。予定公開価格は1株当たり90ペソで、最大297億ペソを調達する。新株の購入受付期間は10月26日~11月3日、11月10日に上場する。米JPモルガンが国外、BPIキャピタルが国内の主幹事を務める。

売り出し株が大半のため、IPOによってピリピナス・シェル自体が取得する資金は27億ペソ。設備投資や運転資金、一般経費などに充てるという。

フィリピンでは今年、2件のIPOが実施された。7億ペソ超を調達した共同墓地運営会社ゴールデン・ヘブン・メモリアル・パークと、同251億ペソのセメックス・ホールディングス・フィリピン(CHP)だ。過去の大型上場には、13年の持ち株会社LTグループ(調達額約377億ペソ)や、同年の小売大手ロビンソンズ・リテール・ホールディングス(約281億ペソ)などがある。

1998年成立の石油規制緩和法(共和国法第8479号)は、製油所を運営する企業は同法発効から3年以内に普通株10%以上を公開しなければならないと定めているが、ピリピナス・シェルはいまだにIPOを行っていない。


関連国・地域: フィリピン欧州
関連業種: 経済一般・統計天然資源金融・保険

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